Oracle Databaseの起動と停止

こんにちは。

これから少しずつ、自分がこれまで業務を通じて学んできた内容を整理していこうと思います。当分は初心者向けの内容も多く含みますが、ゆくゆくは検証事なども載せていければと思います。

というわけで、初回はOracleDatabaseの起動と停止から。
正確にはインスタンスの起動ですが、まず細かいことは抜きにして読んでもらえたらと思います。

【起動の手順】

起動の手順は大まかに以下の3つです。

1.リスナーの起動
2.SYSユーザでアイドルインスタンスで接続
3.インスタンスの起動

それでは、具体的にコマンドを含めて実行していきましょう。使用OSはWindowsを想定しています。

  1. リスナーの起動
    Windowsだと、コマンドプロンプトあるいはサービスからリスナーを起動します。
    が、個人的にはコマンドプロンプトからの操作に慣れておいたほうがいい気がします。

    コマンドプロンプトからリスナーを起動する際の注意点ですが、コマンドプロンプトを管理者権限で起動することです。
    繰り返しますが、コマンドプロンプトを管理者権限で起動することです。
    通常の権限でコマンドプロンプトを起動してリスナーが起動しないと泣く新人たちを何人も見てきました…。

    というわけで、具体的な手順を。

    ・Windowsキー+R で、プログラムから実行を起動。
    ・cmd と入力し、ctrl + shift + Enterを押す。

    これだけです。起動したコマンドプロンプトの左上に、”管理者”と記載があれば管理者権限で起動できています。

  2. SYSユーザでアイドルインスタンスに接続
    そのまま、以下のコマンドを実行しましょう。今は細かいところは無視してもらって結構です。

    sqlpus / as sysdba

  3. インスタンスの起動
    pfile、spfileどちらで運用しているかで変わりますが、ひとまずはpfileで運用している想定で記載します。
    これらはOracleをどのような設定で起動させるかを決めるパラメータ群(ファイル)なのですが、pfile?spfile?と不明であれば読み飛ばしてもらえればOKです。

    startup pfile=C:\oracle\admin\orcl\pfile\initorcl.ora

    赤字はpfileのフルパスです。環境によって変わると思うので適宜変更してください。

    Oracleの起動は以上です。以降はそれぞれのユーザでログインし、希望の操作を進めていってください。

【停止の手順】

停止の手順は、以下の通りです。
1.SYSユーザでアイドルインスタンスで接続
2.インスタンスの停止
3.リスナーの停止


それでは、具体的な手順を見ていきましょう。

  1. SYSユーザでアイドルインスタンスに接続
    ここでも、コマンドプロンプトを使用しますが、後続の作業でリスナーの停止があるのであらかじめ管理者権限でコマンドプロンプトを開いておいたほうがよいでしょう。
    先ほども記載してましたが、以下の手順です。

    ・Windowsキー+R で、プログラムから実行を起動。
    ・cmd と入力し、ctrl + shift + Enterを押す。

    コマンドプロンプトを起動したら、以下のコマンドを入力し、アイドルインスタンスに接続してください。

    sqlplus / as sysdba

  2. インスタンスの停止
    アイドルインスタンスに接続できたら、以下のコマンドでインスタンスを停止します。

    shutdown immediate

    インスタンスが停止できたら、exit でsqlplusを終了させておきましょう。

  3. リスナーの停止
    以下のコマンドを実行してください。起動時に出てきたコマンドの、オプション違いです。

    lsnrctl stop

    停止処理は以上です。

今回はOracleインスタンスの起動、停止について紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
厳密には、インスタンスの起動にはいくつかのステップが隠れているのですがこれはまた別の機会に紹介させていただきます。
これからも記事を拡充させていきますので、よろしくお願いします。

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